インドの工業規格、「良質なヘナ」として、「繊維質が10%未満であること」という定義があります。ヘナの茎部分、ヘナの葉の葉脈部分は、硬い塊としてヘナ粉末に残されており、繊維質が多く含まれると、ペーストから滑らかさが失われます。これらの繊維質は100メッシュの目の細かい布の上からヘナを人の手によって通すことで取り除くことができ(100メッシュをかけるのは機械装置では現時点では困難)、これにより木目細かく滑らかなペーストに仕上がります。

ファイン粉末は人の手でシルクのような100メッシュにヘナの粉を通すことで繊維質などを取り除いています。石臼挽きは電動フルイにて60メッシュにかけていますが、繊維質は十分に取り除くことができません。
一般に、目が細かければ染まりがよいと考えられているかもしれませんが、実際は、 目の細かさは、染まりとは関係はなく、主に使用感、使い心地の違いとなります。石臼挽きのヘナには石臼挽きのヘナの良さがあり、目の細かいファイン粉末にはそのよさがあります。 一般的に、ヘナを薄めに溶かしてハケなどで塗る場合や、あるいは、ヘナとインディゴを混ぜて、薄めに使用する場合は目の細かいファイン粉末が適切です。
それに対し、石臼挽きは、ヘナ単体で手で塗る場合などは、ダマになりにくく塗りやすく、何よりもヘナそのものの良さを知るには最適でしょう。ヘナ石臼挽きももちろん、インディゴと混ぜて使用することができますが、薄く伸ばさず、手で塗れる範囲のペーストに仕上げます。

