衝撃!同じヘナでも染め方でここまで発色が違う!

ヘナで溶かした後ヘアドライヤーを使うと

同じヘナで同じように染めたヘナの発色が洗い流した後のやり方でここまで違う!

ヘナを洗い流した後、ヘアドライヤーでしっかりと乾かすやり方をしている場合、ヘナの発色が十分に引き出せていない可能性。

ヘナで染めた後ヘアドライヤーですぐに乾かすとヘナは十分に発色しない!

下の写真、真ん中の白髪束、、、ヘナを洗い流した後、ヘアドライヤーで速乾させた場合はヘナの発色が十分ではありません。なぜ速乾させると発色が悪いのでしょうか?

染め方でヘナの発色が異なる

特に鮮度のあるマハラニヘナは酸化による発色が必須!

ヘナは酸化することで、赤オレンジ色の色素が出てきます。ヘナを溶かした際、最初は緑っぽい色でもじょじょに赤茶を帯びてきます。これはヘナが酸化して赤オレンジ色の色素に変色しているからです。ところが、酸化は劣化でもあり、酸化の度が過ぎると臭みを増して不快なヘナとなってしまいます。ここちよい使用感を体験していただけるため、マハラニヘナではヘナの鮮度を維持するために真空パックしています。

鮮度がよいマハラニヘナにはタオルドライ酸化促進が必須

真空パックは鮮度が保たれてヘナに臭みがでにくいメリット

デメリットは酸化していないため、洗い流した後はすぐにはしっかり発色しておらず、ドライヤーなどで速乾させると染まりが薄いようにしか見えません(ヘナの酸化不足による発色不全)。

ヘナもタオルドライがおすすめ!

鮮度があるヘナの場合、酸化していないため、洗い流した後、タオルドライで髪を湿った状態で保つことで赤茶に濃く発色する!

タオルドライとは、ヘナを洗い流した後、ヘアドライヤーなどで速乾させず、タオルを髪に巻き付けてゆっくりと乾燥させる方法。つまり、へナを洗い流してから髪を湿らせたままの状態にしておくことをいいます。

タオルドライによる発色の差

上の写真の毛束はどれも2020年産マハラニヘナ石臼挽きで同じように染め、同じように洗い流しました。洗い流した後、0分で、つまりすぐにドライヤーで速乾させたのが0分。15分は、洗い流して湿ったまま15分放置し、ヘアドライヤーで乾燥させたものです。15分より30分、30分より60分がキレイにヘナオレンジ色に発色しています。

タオルドライ

汗をかいたり、入浴時髪を濡らすだけでもヘナの発色が促進

染め方でヘナの発色が異なる

CはBと同様にヘナを洗い流した後、ヘアドライヤーで速乾させました。Cも最初はBのように薄い発色の状態でしたが、翌日、Cは水に湿らせて30分放置後、再度、ヘアドライヤーで乾燥させたところ、驚くほど発色が進んでいました。このことからいえることは…

ヘナは染毛後、仮にヘアドライヤーなどで速乾させて酸化不足で発色不良であったとしても、翌日などに再度、入浴時などに髪を濡らすことで酸化が促進され、発色を取り戻すことができる。

タイルドライの時間は30分程度で十分(何時間ものタオルドライは不要)、当日でなくても翌日でも全く問題がない

インディゴなどのタオルドライと異なり、おそらく30分~程度のタオルドライで十分で、仮に15分程度のタオルドライで乾燥させたとしても、汗をかいたり、翌日、入浴時に髪を濡らすことでヘナの発色が進みます。

ヘナの含有されるローソニア色素を検出検査で染毛力を判断

よくヘナの発色を白髪束で染めて比較して方がいらっしゃいます。マハラニヘナも同じように比較の対象になることがあります。ところが、ヘナの白髪束の比較テストというのは、非常に難しいのです。

特にマハラニヘナ石臼挽きは真空パックで鮮度が保たれているため、洗い流した後、ヘアドライヤーなどで速乾すると十分に色が出ていないと判断されがちなのです。

ヘナの染まりはヘナに含まれているローソニア色素量によります。つまりローソニア色素量が多ければよく染まるヘナです。

ローソニア色素量の検査方法は正確な計測方法がインド工業規格によって定められていますので、ローソニア色素量の検出検査によりヘナの染毛力を科学的に計測することで、染毛力の強さ弱さを判断することができます。白髪束による比較テストも行いますが化学的な検査と比べて正確性に欠け、誤判断の可能性があるため、最終的にはインドSGS研究所にてヘナの色素量検出検査を行うことで製品化をしています。

2020年マハラニヘナの色素量は3.01%

マハラニヘナではローソニア色素量2%以上のヘナを高品質と定め、色素量2%を含有するヘナを製品化しています。

ヘナの産地にて、まずは長年の経験により、ヘナの葉を見定め、さらに独自の白髪束などを使用した色素の多いヘナの選別を行った上、さらにSGS研究所にて色素量検出を行い、少しでも高い色素量を含有するヘナを生産しています。

ただし、どんなよいヘナであっても、ローソニア色素量が2%以上の高品質なヘナであっても、染めた後の乾かし方を誤るとよい結果が出ません。染めた後、髪に付着したローソニア色素が酸化により色濃く発色させてやるようなタオルドライなどを行ってください。