2019年ヘナ収穫期現地報告~インドラジャスタン・ソジャット

ヘナ農園

世界的な気候の変動の影響で、ヘナの産地でも天候が思わしくないため、収穫が思ったように進んでおらず、例年より1か月程度、作業が遅れています。収穫途中にサイクロン(日本の台風にあたる)の影響で雲が押し寄せ日照がさえぎられ、ヘナの刈り取り時における日照不足などのため、あるいは少雨があるなどの影響で、ヘナ葉が十分に乾燥しきれないため、収穫を延期するなどの事態が発生しており、収穫作業が断続的となり、はかどっておりません。その影響で今年の新ヘナの提供は遅くなると同時に、買い付け量が減少する模様です。

ヘナの刈り取りには強いラジャスタンの日差しが必須

ラジャスタンの10月は本来、猛烈な太陽が照りつけ、湿度10%未満という極度の乾燥に見舞われます。ヘナは収穫し、畑に小山の状態で一日放置されるとポテトチップのようにパリパリに乾燥します。

ヘナの葉の乾燥

こうした強い日差しを利用して、ヘナの葉を急速に乾燥させることで鮮度のよい状態でヘナを粉末にすることができます。もし大気中の湿気が40%以上の場合はヘナの葉を乾燥させるのに数日~3日~4日とかかり、その間にヘナの葉が茶色に変色していき、同時に鮮度が失われるのです。

今年はサイクロンの影響で雲が多くヘナの産地の上に流れてくることが多く、結果、強い太陽の日差しがさえぎられ、ヘナの乾燥に手間取り、若干、鮮度が失われ、ヘナの葉がやや茶色味を帯びています。農作物ですので天候に左右されることは仕方のないこととしながらも、皆様にベストなものをお届けできるように、現在、現地で努力中です。by マハラニヘナ製造担当:アートビーング代表 鈴木(ヘナ遊まは)