ヘナとインディゴの染め時間を短縮する時短染め

ヘナ染め1時間→インディゴの後染め10分の場合

白髪束上での実験(理論値)では、マハラニヘナ染め1時間後、マハラニインディゴの後染め10分でダークブラウンに発色しています。上のモデル図ではBのヘナ染め1時間後インディゴ後染め10分のところになります。実際の染毛テストの写真は下の白髪束、一番左のインディゴの染め時間が10分のところになります。

ヘナとインディゴ時短染め

黒髪の比率が多い方の場合は、以下の写真が実際に近い染まりに見えます。目は錯覚度があり、背景色により同じ色でも違った色に見えてしまいます。下の写真、黒髪が多い方の場合は一番左の10分のところが、ヘナ染め1時間、後、インディゴ後染め10分の染まり結果になり、ほぼダークブラウンに発色しています。

インディゴの時短染めがおすすめ!

なぜここまで時短が可能になっているかは、2018年産マハラニヘナ石臼挽き(ローソニア色素量3.45%)と2018年産マハラニインディゴ(藍色成分が最も多い)を使用しているからです。もちろん、諸条件の違い(髪質や染め方、温度)により結果は異なってくるため、染め時間調整が必要ですが、後染めとしてのインディゴ染めの時短染めが10分~で済んでしまうことで負担感が激減します。要するに後染めはヘナ染めの日の後、翌日や翌々日などの入浴前に塗布し、10分~程度したら入浴して洗い流してしまう。これだとぐっと気持ちが楽に、楽しいヘアケアを続けることができるのです。さらに、いままでヘナタイムを2~3時間など長時間されていた方にも、ヘナタイムの時短染めがおすすめ。つまり、このモデル図からわかるように、実際はヘナ染め1~2時間程度のほうが後染めとしてのインディゴの時短染めを可能にするためおすすめです。

ヘナ染め30分→インディゴの後染め10分の場合

ヘナ染めの時短染めとしてどの程度が適当かですが……インディゴ後染め10分でも、事前のヘナ染め時間の違いによって発色が大きく異なります。

とにかく時短!ヘナ染め30分→インディゴ後染め10分で、アッシュグレーな染まり色


とにかく時間を最小限に短縮してみると、ややムラがでる感じで、全体的にアッシュグレーな感じ。下の図でいうと、Aにあたります。

ダークブラウンやブラックを希望の場合はヘナで染めすぎないこと

上の図で、ヘナ染め3時間などして、しっかりヘナオレンジを白髪に入れた場合で、かつ、暗めに染めたい場合は、ヘナの赤が多く入っているため、インディゴの後染めの時間をかなり長くする必要が出てきます。

ヘナ3時間染めた場合でダークブラウンに発色させたい場合はインディゴの後染めが30分必須です。ただし、綺麗なダークブラウンに発色します。ただし、パッと見の印象として黒っぽく見せたい方はヘナ染めタイムを1時間~2時間の間に留め、インディゴの後染めを30分ほどされるといいでしょう。

上の図のB、ヘナ染め1時間後、インディゴの後染め20分程度で十分に暗めに、ほとんど黒に見える程度に染めることが可能です。下の白髪束の写真の真ん中、ヘナ染め1時間後、インディゴの後染め20分です。

ヘナとインディゴ時短染め

黒髪が多い方は、ややダークブラウン系に見えるかもしれません。下の写真の白髪束の真ん中。黒髪が多い方で、さらに暗めにされたい場合はインディゴ後染め30分程度(一番左の30分)されるといいでしょう。

注意点

この結果はマハラニヘナとマハラニインディゴを使った結果です。それ以外の製品の場合は、ヘナの含有色素量が異なり、また、インディゴの藍色成分(藍色に発色する成分)の量も異なるため、同様の結果はでません。また、これらは、白髪束を使っての実験(理論値)のため、実際には、髪質や染め方(温度や諸条件)によっても異なります。あくまで目安とお考えください。

また、インディゴはインディゴを洗い流した直後は染まっていません。インディゴは洗い流した後1時間で発色します。使い方の注意点(上手に発色させる方法)については、以下をご参照ください。